高速道路無料化について (提案)
■高速道路を全て無料化すると、
高速道路は、生鮮食料品など鮮度を維持し、且つ、信号の多い一般道路では荷傷みするので、鮮度低下や荷傷みして価値が下がるより、「有料でも、信号の無い高速で輸送できる道路、が欲しい」との要請で国土均衡発展と産業活力強化策を基本として造られた。
従ってこれを無料化した場合、無料の高速道路(以降適宜ウエと呼ぶ)も自由に通行できる一般道路(以降適宜シタと呼ぶ)となり、運転者は基本的には目的地に早く着けるならウエを走り、シタで良ければシタを走る結果、VICS情報などが普及して混雑状況を把握し易い結果、ウエ・シタ共に同じ様な混雑状況となってしまい、都会周辺など一般道路が混雑する地域でもバイパス効果が発揮されず、指定時間内の輸送を担うトラック輸送、宅配便輸送や中長距離観光バスなどが選択肢を失い、渋滞に巻き込まれサービス品質が低下します。
高速道路という動脈が動脈硬化を起こし物流は混乱し経済が停滞してしまいます。

また、無料化すると、維持費のみならずこれまでの建設費の返済や負債利子払いまで、「高速道を利用しない人々」にまで税金で負担を強いることとなり合理的で有りません。
ただし、高速道路と有料道路は必ずしも同じではありません。本当に必要な橋の早期着工費用償還目的の有料橋のように建設費を回収するまで有料とし建設費を回収したら無料化し本来計画の一般道路化することは、民間資金の有効活用のPFI事業と同じで、分けて考えるべきでしょう。

■高速道路は無料化するより、
ETCを活用し車種別、時間帯別、曜日別、方面別、を組み合わせた各種大幅割引料金を導入し、車種や時間帯・曜日別の交通量を誘導し混雑緩和と利用率の向上を図るべきです。
乗用車の休日割引も結構ですが、むしろ大型バスの休日大幅割引で「人が動けばお金も動く」と観光やショッピングを刺激したり、トラック輸送の夜間8割引などで輸送コストを大幅に引き下げ経済物流を活性化し、物価対策に資する事を提案します。
あくまでも受益者負担、利用者負担の原則を維持しながら、利用効率を上げることが税金の無駄遣いを無くす近道です。

連休混雑解消対策は「休日を移す」のでなく「大幅割引運賃を利用した分散誘導」で対処すべきです。例えば、(割引率はあくまで例です)乗用車は連休の3日前が最大割引80%、2日前60%割引、前日40%割引とし、連休後も翌日、2日後、3日後と割引を増やし、出発日や帰宅日を前後に誘導することを提案します。この場合、前掲の車種別、時間帯別割引の併用も可能です。
民主党が検討している、全国の地域別に「国民の休日」を移動するという案は、日本の伝統文化の破壊に繋がり、家族が一緒になる機会を失わせます。