永年在職議員表彰

平成28年4月8日

本日、院議をもって永年在職議員の表彰の栄誉を賜りました。
身に余る光栄であり心より厚く御礼申し上げます。
また、只今は議員皆様を代表し溝手先生よりご丁重なるご祝辞を頂戴しました。
議長はじめ皆様に心より御礼申し上げます。

私が衆議院議員として初当選したのは平成2年2月18日でありました。
当時はリクルート事件による政治と金の問題で政治不信が深まり、また、前年11月9日にベルリンの壁が崩壊し、翌12月には冷戦の終結が宣言され、東西ドイツ統一へと世界が大変革の時代に入ったのでした。
選挙では我が国自身の変革と政治の改革、国際貢献を街頭で訴えた戦いでありました。
そして、当選した年の8月に湾岸戦争が勃発し、世界が戦っている中で、日本は何をすべきなのか、何が出来るのかが問われ、また、政治改革では、政権交代可能な選挙制度、議会制度、政治資金、など何処を改革し、どの様なゴールを目指すのか。
若い議員として党派を超えて熱心に議論し合ったのを覚えています。

しかし、今日振り返れば、実現した選挙制度や国会改革は、法案成立の為に妥協せざるを得なかった現実の前で、当時議論していた形とは異なったものであり、更に身を切る改革が必要であります。
また、政治と金の問題も繰り返し国会で議論されており、世界の中で果たすべき日本の役割についても、更に与野党の議論と国民の理解を得る努力が求められています。
これらの問題への取り組みを考える時、忸怩たる思いであり、議員として至らなさを恥じるばかりであります。

しかし、一方、総務副大臣としてコンピュータープログラムの年号が下二桁表示であった為に生じた2000年問題はじめ、IT時代やデジタル化の基礎となる問題処理にあたった事、
文部科学大臣として戦後60年目にして初めて、教育基本法の改正案を国会に提出し微力ながら教育改革に足跡を残させて頂いた事、
一年生議員仲間でカンボジアの地雷除去を視察し、後に犠牲となった中田厚仁君に会い、
彼らの想いを受けて非人道的兵器と言われた対人地雷廃絶の為に超党派の議員連盟を立ち上げ、会長として条約の批准に成果を得た事、
代表提案者となった食育基本法などをはじめ数多くの議員立法を世に出せた事、
ポリオ根絶を目指す議員連盟会長、ダンス文化推進議員連盟会長など幾多の議員連盟活動で党派を超えた同志議員の皆様と実績を上げる事が出来た事、
また、日米、日欧、日中はじめ、多くの国々との議員外交に取り組んで参りました。

参議院議員となってからも憲法改正案の発議を審査する憲法審査会の初代会長をお預かりし、三年間ご協力を頂いた事、等々、私の議員生活の大きな思い出となっております。
顧みれば短くも感じられる激動の二十五年間でありました。

これも偏に、長きに亘って私をお育て頂きご支援ご指導を賜った諸先輩、地元長野の皆様、全国の後援会の皆様、そして、私を理解し支えてくれた妻と家族や親戚、事務所スタッフの皆さんのお陰であると感謝し、壇上より心を込めて「ありがとうございました」と言わせていただきます。

両院を経験し、良識の府参議院の議場において表彰を賜りました事を誇りに思い、同士議員各位の、ご健勝ご活躍と健全なる議会の発展を祈念し、御礼のご挨拶とさせて頂きます。
誠にありがとうございました。

【追加】本会議での演説の様子は参議院インターネット審議中継にてご覧頂けます。

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